ひきこもりががんばって山口県に行ってみた。
こんばんは、モブ太です。
今回は初回投稿ですが、
山口県に旅行に行ってまいりましたので、
その時の様子を記したいと思います。
今回行った場所は
の、合計5か所です。
それでは以下、写真とともにご覧ください。
秋芳洞
秋吉台国定公園の地下100メートルに存在する日本屈指の大鍾乳洞です。
洞窟入り口の手前には入場券売り場が。
矢印がチケット売り場、〇が入場口です。
ここの入り口に入るまで、長蛇の列ができており人混みが凄かったです。
お盆の中日&12時過ぎに行ったのですが
ちょうど洞窟から帰ってきた人たちが列を見て驚いていたので
おそらく午前中はそこまで混んでいなかったのではないでしょうか。
大きなパネルには鍾乳洞のでき方や内部マップ、注意事項など。
マップを見ると、秋芳洞の観光コースが確認できます。
しかし観光用として一般公開されているのはわずか1㎞ほどで
その全長は8㎞以上あるということ…。
そんな大鍾乳洞の中にいると、自分の「ひきこもり」という悩みが
ちっぽけなものなんだなと実感しました。
こちらは洞窟入り口。
時季は夏真っ盛りでしたが
洞窟手前の小川からはひんやりとした空気が漂っていました。
下の池は洞窟から流れ出る湧き水ですが
非常に透き通った青色をしており美しかった…。
ずーっと飲みたいの飲みたいと言ってました。
内部の気温は万年17℃と一定しており
「夏は涼しく、冬は暖かい」、なんとも快適な空間。
暑がりの私には天国のような場所でした。
洞窟に入ると、私たちの歩いている道を取り囲むように大きな川が流れていました。
道を進むと、こちらの「百枚皿(ひゃくまいざら)」が見えてきます。
名前は「百枚皿」ですが、実際には500枚以上あるそうです。
天井から滴り落ちる水滴が年月をかけてゆっくりと波紋状にかたまり
積み重なったお皿のようになったそうですよ。
お皿というより棚田ですね。
少し急な階段を登ると出てくるのが秋芳洞のシンボル「黄金柱(こがねばしら)」。
高さ15m、幅4mの巨大な石灰華柱(せっかいかちゅう)です。
天井から床まで壁を伝って流れる水滴がこんなにも美しい柱を作り出しています。
私はその迫力におされながら、(生クリームみたいでおいしそうだなー)なんて考えていました。
ごつごつとした怪物が出てきたと思いましたが、こちらも自然の造形物です。
鍾乳石がタケノコのように積み重なって作られているそうです。
その名も「巌窟王(がんくつおう)」。強そう。
個人的に1番気に入っているのがこちらの「龍の抜穴」。
抜群にかっこいい名前ですよね。
本当にこの穴を龍が住処にしていたとしたら…。
中二病ですね…。
この他にも迫力のあるたくさんの天然芸術たちがありました。
約1時間~2時間ほどで往復できるのではないでしょうか。
内部はかなり暗く湿っていますので、歩きやすい靴を履いて行ったほうがいいです。
正直ヒールやサンダルでは全てを回るのは難しそうだなぁ、と感じましたね。
私の前を歩いていた人は、しっかりスニーカーをはいていましたが
下りの階段で足を滑らせて転んでいましたから…。
しかし、正面入り口から「百枚皿」を少し過ぎたところまでは階段はありませんし
正面入り口にスロープ、そして正面入り口から700m進んだところには地上とつながるエレベーターが設置されています。
全てのコースを見ることは難しいかもしれませんが
車いすの方はそれらを利用して楽しむことができるのではないでしょうか。
秋吉台
秋芳洞から少し北の方へ行くと
日本最大のカルスト台地秋吉台があります。
石碑の周りを囲んでいるのが石灰岩。
白くて綺麗ですね。
写真は夏のカルスト台地。
緑が生い茂っていて見えませんが
実は写真の手前にある白い石灰岩が背後の山一面に点々とそびえたっています。
突き出た石灰岩が針のように見えることから地獄台と呼ばれているそうです。(なんか物騒)
緑いっぱいの秋吉台もいいですが
ごつごつとした石灰岩を眺めたい方は2月の山焼き~5月がおすすめです。
また、写真の左端にある道をたどれば草原の中を歩くこともできるらしく
最近はトレッキングやランニングをする方もいるそう。
もちろん、私はしませんでした。(できません…。)
また、この秋吉台から「秋吉台エコミュージアム」や「サファリランド」へ向かう道路(山口県道242号秋吉台公園線)はカルストロードと呼ばれ、壮大なカルスト地形の中を車やバイクで走ることが出来ます。
私はこれがとにかく楽しみで…。
実際に行ってみて、その解放感や爽快感はとてつもないものでしたよ。
車やバイクの方は無料ですので、ぜひ通ってみてください。
別府弁天池
環境庁が指定する名水百選に選ばれた別府弁天池(べっぷべんてんいけ)
この地域特有のカルスト地形により
カルシウムを多く含んだ透明度の高い水が湧き出ています。
見るだけでもわかる透明感…。
深いところはコバルトブルーに輝いています。
含まれたミネラルと光の影響により、爽やかなブルーに見えるそうです。
この泉から小川が流れています。
川の底には赤い石のようなものがたくさんありますが
これはベニマダラという綺麗な水にしか生息しない藻なんだそう。
まるで宝石のように見えます。
駐車場から泉までの道のはじめに、このような水道が設置されていました。
泉から直接水を引いているようで
実際に飲んだり持ち帰ったりすることが出来ます。
私たちは手持ちのペットボトルに給水しましたが
近くの小屋には専用のポリタンクが売っていましたので安心です。
実際に何人もの人がここで水を汲んでいました。
冷たくてとてもおいしかった…。
付近ではニジマス釣りもできるそう。
興味のある方はぜひ。
須佐ホルンフェルス
高山を登っていくと「つわぶきの館」という建物が。
山口の土産物や観光スポット情報などを置いているお店です。
ここに車を置いて、徒歩で海岸まで向かうようでした。(無料です)
中でついつい食べてしまったマドレーヌ。
地元の方の手作りだそうです。おいしかった。
そしてここから歩いて約5~10分ほど。
雄大な須佐湾と
地殻変動により1400万年前に生まれた海食崖「須佐ホルンフェルス」
こんなに美しいストライプ模様が自然の力でできるとは驚きです。
結構波が強いので、さすがにバシャバシャと体まで入って泳ぐことはできなそうですが、足のみを入れて遊んでいる人はいました。
ただ、悪天候の時はここまで下りずに
歩道になっているところからの見学の方がいいと思いますね。
足場は崖の上で、隙間が空いています。
そこに落ちれば岩と岩の間にはさまれ
海に落ちてしまうこともありそうな、結構危険な足場でした。
また、この岸壁まで来るのに結構歩きます。10分って結構ですよね。
(旅行サイトには徒歩8分と記載されてました。)
写真の矢印が車を停めているつわぶきの館です。
かなり距離あるので、スニーカーなど歩きやすい靴で行くことをお勧めします。
畳ヶ淵
須佐ホルンフェルスから約30分
続いて向かったのは山口県自然百選のうちの一つ、「畳ヶ淵」
駐車場から階段をおりると約5分ほどで到着します。
堂々と流れる小川の周りを、亀甲状の岩が敷き詰めている光景は奇妙で神秘的です。
こちらの方が岩の形が分かりやすいですね。
噴火してできた溶岩が冷えて固まったとき
このような六角に自然と割れたということです。
このように割れることを「柱状節理」というそうですよ。
自然の力って本当に不思議ですよね。
川の周りも同じような形をした柱が囲っています。
下流の方へ行くと小さな滝のようになっており
水深はかなり深そうでした。
メダカのような小魚が群れになって泳いでましたが
大きな魚はいませんでしたね~。
秋芳洞の泉や別府弁天池のような透明度ではありませんでしたが
それでもとても綺麗な水質だと思います。
ここから駐車場までをつなぐ階段はこんな感じ。
この時は晴れていたので難なく上り下りできましたが
雨が降ったら結構滑りそうでした。
思い返せば、この旅行は足場悪いところしか行ってないですね。
ちなみに階段を降りる前の入り口には、このような看板が。
柱状節理がどのように出来上がるのかが分かりやすく記載されています。
この看板の横が駐車場になっており、トイレまで完備されていました。
もちろん入場も無料です。
あまり知名度はないかもしれませんが
ホルンフェルスから30分で行けますので
時間に余裕があれば足をのばしてみてはいかがでしょう。
山口県の旅行はこれで以上です。
このあと1時間もしないうちに台風が直撃しまして、すっ飛んで帰りました。
とても楽しい旅行でした。